経理や総務こそ、コミュニケーション能力が大切
もともと来客時の応接を1部屋しかとっていなかったのですが、来社いただく方の人数が増えてきたので、徐々に応接改造中です。
簡易的に仕切りとしていたこの書棚も、次の改造でどうなるのか。。。
皆さんこんにちは。
先週水曜から金曜日までの3日間、2時間ずつですが職業訓練校の経理事務を目指すコースで講義をしてきました。
講師の依頼を受けて今年で3年目。
毎年短時間ではありますが、経理事務を目指す方々とのコミュニケーションをとることができる貴重な時間。
今年はどんなネタでアプローチしようか・・・わかりやすく説明できるよう、試行錯誤をしています。
毎回盛り上がるというか、興味を持ってくれるネタはこんな感じ
・給与計算や労働問題について(計算間違い、残業未払、ブラック企業)
・職務上の横領などの経理が犯罪を犯してしまう事例
・税務調査で経理が対応する場合、何を見られるのか
などなど。
中にはダブルワークの税金や働き方に関する相談をされるケースも。一般的な範囲でお答えしていますが、皆さんわりと関心事は同じようで。
割と専門的なことまで教えるため、完璧に覚えてもらうというよりは業務内容や要点をイメージしてもらうことを目的としていますが、登壇して感じるのは授業を受けている人たちが社会で通用するのかという雰囲気の部分。
経理や事務はデスクワークがメインで、黙々と人とかかわらずに作業できるところが良いという方も多く見受けるのですが、中小企業でいうとこれは全く逆で、社長の片腕として会社を数字の面から支えることが多いため、むしろコミュニケーション能力が高くなければ続かないのでは。。。と感じることが多々あります。
請求書など、相手がある仕事や、社内経費について稟議を取り扱うこともあるでしょうし、時には銀行と社長が打ち合わせする際のベースづくり。
相手が何を求めているのか察する能力が乏しいといけませんし、指示待ちのスタンスだと評価されづらい。
ぜひ、簿記の知識だけではなく、コミュニケーションや会社のビジョンをしたから支えるための能力を磨くことも、忘れずに取り組んでいくことも、忘れてはいけないですね。
また来年も、この仕事があればと、願っております。